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コラム

家づくり 外まわりが家の品格を決める!? 楽しいガーデンリフォーム術

外まわりが家の品格を決める!? 楽しいガーデンリフォーム術(2017年3月)

本日のコラムは意外と後まわしにされがちですが、家全体を素敵に魅せるための鍵となるお庭をどのようにリフォームしたら良いかをご紹介します。
ガーデニングを積極的に楽しみたい方もそうでない方も家族が快適に使えるお庭づくりのコツをお伝えいたします。

 

【1】品格は外回りできまる?

建物にコストがかかってしまってお庭は後まわし、というお宅がよくありますが、実はお庭をしっかり計画し、しつらえることでその家の品格や魅力が格段にあがります。広告などで使うスケッチパースや外観写真では画面の3割のボリュームで植栽を入れると建築そのものが引き立ち、見栄えがよくなると言われますが、実際、建物だけ立っていて外構が手つかずの家と、外構を綺麗にされている家とでは後者のほうが美しく立派に見えるのは容易に想像できると思います。

 

外構が最低限の状態

植栽をできる限りしつらえた外構

【2】デザインテイストの決めかた

お庭の計画をする際にまずは全体のデザインテイストを決めることが大切なのは、インテリアや建物のデザインをする時と同じです。
デザインテイストは明確なジャンルの分類というものがある訳ではないですが、最近のトレンドをメインにいくつかご紹介したいと思います。

●シンプルモダンナチュラル
日本での最近の住宅の庭の8割がこちらのテイストだと言っても過言ではないと思います。住宅展示場や分譲地などもほとんどがこちらのテイストでまとめられています。
エクステリア(植栽以外の門柱、ポスト、駐車スペース、フェンスなど)はシンプルモダンなデザインで植栽は自然樹形をメインとした明るい雰囲気の庭。
エクステリアメーカーもこのジャンルをメインに資材を開発しているので選びやすい。

●ジャパニーズモダン
格式高い日本庭園ではなく、和の要素を取り入れながらも全体としてはモダンな印象の庭。エクステリアは直線や格子などで構成し、素材は瓦の雰囲気をもつタイルや
グレー系の石材などを使用し、植栽は和の雰囲気をもつ落ち着いたグリーンでまとめる。

 

シンプルモダンナチュラル

ジャパニーズモダン
 

●シャビーシック
西欧の田舎の様なクラシカルな雰囲気を持ちながらも上品で優雅にまとめた庭。最近インテリアでも人気のあるテイストで、ラスティック(田舎の、素朴なの意味)などとも表現される。アンティークレンガやロートアイアン(※1)などの素材を用い、シルバーリーフ系の植栽を配したデザイン。

(※1)ロートアイアン:ヨーロッパの文化として発展してきた錬鉄を使った製品。エクステリアでは、門扉やフェンスに用いられる。

●イングリッシュガーデン
鮮やかな芝生に色とりどりの下草やバラなどの植栽で自然を楽しむガーデニング正統派の庭。
木製ベンチやバードバスなどを配し四季折々の植物を愛でることができる。

 

シャビーシック

イングリッシュガーデン
 

その他にも、南国の雰囲気をデザインしたトロピカルガーデンや、トピアリー(※2)など幾何学的に植栽を刈り込みオーセンティック(※3)な雰囲気にデザインしたトラディショナルガーデンなどもあります。
また伝統的な日本庭園はもちろん、建築と一体でデザインしたようなアーキテクトモダンもあります。
庭のデザインテイストは基本的に建物やインテリアのデザインテイストと合わせたほうが馴染みやすいですが、インテリアは内側の空間なので必ずしも合わせなくて大丈夫です。建物の外観と統一感が出るように選べば綺麗にまとまります。
ただし、最近ではインテリアと同様にミックススタイルと言って、各ジャンルをミックスしたテイストも流行っていますので、必ずしも建物がシンプルモダンだからと言ってお庭もシンプルモダンではないといけないか、というとそうではなくお庭だけシャビーシックでも良いのです。その際は色彩やトーンを合わせたり、共通のモチーフを入れたりなど少しの工夫でまとまって見えます。上級者向けではありますがチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(※2)トピアリー:常緑樹や低木を刈り込んで作成される、西洋庭園における造形物
(※3)オーセンティック:正統派、真正な



【3】タイプ別で分けるガーデン事例

次に、デザインテイスト以外にどのような視点でお庭を決めれば良いかをお伝えします。 大きく分けて3つです。以下にご紹介します。

1オープン外構 orクローズド外構
門扉やフェンスでしっかりと区切る外構をオープン外構、区切らないものをオープン外構と呼んでいますが、近年人気なのは周辺に対しても開けた印象のオープン外構です。
以前はセキュリティ上の点でもクローズド外構が中心だったように思いますが、
実はクローズド外構のほうが泥棒などは死角ができて仕事がしやすいということもあり、オープン外構でもセキュリティ上問題になりにくいという事が分かってきています。

 

オープン外構

クローズド外構
 

2 お手入れの時間をどのぐらい取れるか
庭の植物は生きていますので、水や肥料を上げたり、枝の剪定や花がらを摘んだり、虫が付いたら駆除しなくてはいけません。そういった手間をどの程度かけられるか。
ガーデニングが好きで上級者の方であれば、そのような時間は苦ではなくむしろ楽しいでしょう。けれど忙しくてあまり時間が取れない方や、そこまでの手間はかけたくない方もいらっしゃいます。

植物の中にも手間がかかる種類もあれば、ある程度ほったらかしでも丈夫な強健種もあり、ご自身の植えたい植物がどのような特性があるかを調べることも重要です。

例えば冬になると葉を落とす落葉樹などは落ち葉を掃除する手間がかかるので常緑樹が多いほうが楽です。また虫が付きやすい植物よりは付きにくいほうが手間がかかりません。
また、植栽をする面積が広ければ広いほどその分手間がかかりますので、植栽部分を減らして、タイルやレンガ、ウッドデッキなどを敷いて楽しむのもお薦めです。

 

一面植栽の庭

植栽部分を減らし舗装した庭
 

3 日当たりによって植物の種類を選ぶ
植物によって日当たりを好むものと、日陰を好むものがあります。植える場所が南向きか北向きか調べましょう。
同じ北向きでも建物の陰などで終日暗い場所もあれば、前に空地が広がり反射光が入りやすい明るい北向きもあります。明るい北向きであれば半日陰または日向向きの植物でも植えることができます。


日本では比較的敷地が混みあっていて日陰になる場所が多いため、耐陰性のある植物も多く出回っています。それらを上手に組み合わせて魅力的な庭にしましょう。 斑入りの葉などを選ぶと比較的暗くなりすぎず爽やかな雰囲気にできます。

 

場所によって違う日当たり

斑入りの葉で明るくなるシェードガーデン
 

家の外まわりが快適だと暮らしの質が変わります。ぜひリフォームの際に上記の方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。iecoco(イエココ)のサイトでお近くの工務店をさがしてみてください。
 


コラム執筆:SUNIHA UNIHA(サニハユニハ)代表
      一級建築士 吉田美帆
2017 Next Eyes.co.Ltd
コラムはネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
本記事に掲載しているテキスト及び画像の無断転載を禁じます。


 
 

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